検認手続きについて

自分の両親や兄弟などの死後にやるべきことは、遺言をのこしているかどうかを確認することです。もし、遺言書を発見した場合は、見つけた時点ですみやかに検認の申立てを行う必要があります。検認は、故人の遺言の存在を相続人をはじめとする関係者に知らせる目的と、遺言書の偽造や変造を防ぐ目的で、亡くなった人の最後の住所地になった場所を管轄する家庭裁判所で、遺言書の形状や内容を確認するための手続きです。
検認手続きは、遺言の発見者が裁判所へ書面で検認を申し立てることによって始まります。申立てを受理した裁判所は、全ての相続人に対して検認を行う日を送達します。検認を行う日がきたら、裁判所で申立人、出席した相続人、裁判官の三者の立ち会いのもとで遺言書の形状を確認したり、開封して内容を確認したりします。手続きの最後に、裁判官によって検認調書が作成されれば手続きが終了となります。なお、検認手続きの終了後は、遺言執行のために必要な検認済証明書の取得を申請する作業が必要です。
遺言書の内容は検認手続きによって明らかになりますが、検認手続き自体は遺言書の有効性を判断するためのものでありません。相続人の間で遺言書の内容について争いが発生した場合は、検認終了後に裁判所に遺言書無効確認の訴えなどの訴訟を提起することになります。

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